2020/09/23
貸切バス車内換気能力 国交省赤羽大臣が視察 感染対策
貸切バスの車内換気実験
大型バスメーカーの日野自動車と、貸切バス事業者が2020年6月19日(金)大型バス車内の換気性能を示す実証実験を国土交通省で行い、赤羽一嘉大臣も視察しました。
実験では、大型バスの車内でスモークを焚き車外へ排出され換気される様子がモニターに映されました。
おおむね3分でスモークが取り除かれ、赤羽大臣は「早い。あまり時間がかからないですね」と話していました。
新鮮な外気がバス前方の床下と、屋根上の冷房ユニットを通じて取り込まれ、車内の空気は車両後方の左右の排気口から強制的に排出されるとのこと。おおむね5分で 完全に換気されます。
弊社のSHD車両は外気導入強制排気システムのほかに新車時からオプションで プラズマクラスターを左右2か所づつ計4機装着しています。高度な空調システムとなっておりますので安心してご乗車いただけます。
都道府県をまたぐ移動自粛解除「不安を払拭したい」
実験が行われた6月19日(金)には、新型コロナウイルス感染拡大防止のために政府が要請していた「都道府県をまたぐ移動の自粛」が解除されました。赤羽大臣は実験を通じ、「貸切バスについては安全対策が行き届いていると実感した」としつつ、いまだ観光に出かけること、
公共交通を利用することに不安を覚える人もいるため、その不安を払拭していきたいと話します。
「観光は各地の経済にとって重要な産業です。まずは近場の旅行から始まると思いますが、8月には『Go Toトラベル』事業でフル稼働し、地方経済の再生に資するよう取り組んでいきます」(赤羽国土交通大臣)